みなさま、こんばんは(*^^*)
逗子の小さなヨガ教室「YOGA NITYAニッティア」主催のNobueでございます。
本日の逗子は、強風でした。
おそらく海辺に住まう人々は、雨よりも、風を気になさるんじゃないでしょうか。
海関係のスポーツ(SUP、サーフィン、カヌー、ビーチYOGA、ウィンドサーフィン、ダイビングなど)をなさる方は、特に。
判断を誤れば、命の危険もある。
私は、毎日のように海岸に(海越しの富士山が、大好きなんです)行きますが、強風の日は行きません(というより、行かれません涙)。
想像を絶する砂塵の嵐・波しぶき。
とても危険だからです。
人間は、大自然の大いなる力の中で生きていて、そのことを本能が知っている、という感覚です。
人間の思い通りにはならない。
ただ、地球の流れに身を任せる。畏怖の念をもって。
悪天候の日は・・・そんなことを、ただ、想います。
さて、YOGAのお話シリーズにいきましょう!
今日は「マントラ」についてです。
◆マントラ(Mantra)とは?
マントラの「マン」という音は、「思考」を意味する言葉の最初の音節を語源とし、
「トラ」は、現象の世界の束縛から「守ること、解放すること」という意味に由来します。
(Swami Sivananda、Japa Yogaより)
ななな・・・なんだ、それは!!(゚Д゚;)
と、お思いですよね、そうですよね汗
YOGAの世界では、
「現象の世界(今、私たちが生きているこの社会のことです)」は、まやかしの世界であり、私たちの魂(正確には、「本質」と呼ばれるものです)は、実はそこにはいない、とされています。
※あくまでYOGAの世界観でのお話です。お嫌な方は、ここで読むのをお止めになってくださいね。
ただ、人間としては、この肉体に魂が宿っているため、どうしても、現象・物質的な価値観や思考に捕らわれてしまいます。
それは、ちょっと苦しい世界です。
例えば・・・
人と自分を比べる
→自分に足りないものを探す
→足りないことをマイナスとする
→それを欲する
→欲したものが手に入る
→さらに人と比べる
→足りないものを探す
→足りないことをマイナスとし
→さらにそれを欲する
・・・・以下同文。
お分かりでしょうか。
「永遠に足りないものを欲し続ける」ループです。
「足りない(とご本人が思っている)もの」とは?
お金かもしれない。愛かもしれない。才能かもしれない。人からの評価・名誉かもしれない。自由かもしれない。
それは、人それぞれ。
最初のマントラの話に戻りますが、
“現象の世界の束縛から「守ること、解放すること」“というのは、
そうした、
“何かを求め続けるループ”に入らないこと、そこから自由になること、を意味しています。
マントラが、それを助けてくれるものである、という考えです。
マントラとは、振動する波長であり、エネルギーとしての音である、と言われます。
そう、わたしの、そしてみなさまご自身の、応援団なのです(*^^*)
構造としては、
サンスクリット語のアルファベットの50文字が組み合わさって出来ていますが、
重要なのは、サンスクリット語である、という点です。英語に訳しても、日本語に訳しても、決して同じエネルギーにはなりません。
◆サンスクリット語とは?
人類最古の語源であると言われ、「神の言葉」を意味する「デーヴァナーガリー」として知られます。
しかし、その発音はとても難しく!!
正しく発音できるように、このような国際音訳基準が設けられています。
間違った発音で唱えてしまうと違った意味になってしまうことがあります。
みなさまがもしマントラにご興味がある場合には、必ず!きちんとした先生やSwamiにご指導をいただいてくださいね。
ちなみに「OMオーム」という言葉(私NITYAも大変よく使用します)、ヨーガをやられている方はよくお耳にすると思いますが、これが、原初のマントラです。
◆「OMオーム」とは?
「OM」を訳す言葉はありません。
エネルギーとしての音、ということが出来ます。
「OM」は、「A」・「U」・「M」という3つの音から成っています。
それぞれに意味があります。
A:物質的な次元・目が覚めている状態
U:微細な次元・夢を見ている状態
M:熟睡中体験する、知性すら届かない潜在的な次元・熟睡している状態
つまり、YOGAの世界では、目が覚めて起きている時間だけではなく、UやMの状態も、人間の本質を表す時世として捉えている、ということです。
ずっと何かを足りない足りないと思いつづけ、それを求め続ける生き方。
そこからもし、脱したい!と思ったとき・・・
そこには、YOGAがあります。
もっと学んでいくうちに、いろんなことから、自由になっている自分に気が付きます。
もちろん、人によっては、それがYOGAでなく、サーフィンや、映画、アートかもしれません。
そんなツールだよ、っていうことだけ、よろしければ頭の片隅においてあげてください。
最後まで、おつきあいいただき、ありがとうございました。
愛と感謝をこめて。
OM
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